免疫力のあるキリストの体とは?(1)

ウイルス ばい菌イラストなら、小学校・幼稚園向け・保育園向け ...

聖書において、教会の本来の意味とは建物のことではなく、キリスト者のコミュニティのことを指しています。つまりはキリストの体であるキリスト信者たちのことを教会というのです。その教会、つまりはキリストの体は外からのウイルス、例えば、外からの誤った教えや人物、ゴシップなどによって病気に感染してしまう場合やキリストの体である教会の内側から、うわさ話などが原因で、分裂が起こり、致命的な痛手を喰らうこともあります。この様に問題は内からも外からもやってくるのです。そのキリストの体である教会ですが、病気に感染してしまい、自覚症状が出てきた時には、体がウイルスによって犯されてしまっている状態で症状に気づく頃には、かなりの事がキリストの体内で起こっているというケースがあるのです。そこで、自覚症状が出る前に望ましいことは、症状が出る前段階で外敵を退治することにあります。

外敵を退治するには?

  1. 病原菌に接触しない方法

病原菌がどこからやってきたのかを知ることによって菌を退治するまたは、菌が増えるのを防ぐという考えです。つまり、外敵と思われるものに接触しないことで身を守る方法です。コロナ渦においては、対策として、マスクを身につけたり、アクリル板にてウイルスを遮断したり、除菌スプレーを携帯するなど、ありとあらゆる抗菌対策によって感染を防ごうと努めてきたものです。

実際、キリストの体なる教会においても、外敵の侵入から身を守るために、外敵に接触しないように様々なルールを作ったり、感染の恐れのあるものを排除することによって感染を避ける方法が取られたりするものです。例えば伝道ですが、感染症をもたらすと思われる様な人物、その気配を持った音楽、ファッション、教理、その他何でも疑わしきは排除、大袈裟に言えば、クリーンルームのような抗菌教会にすることによって感染から身を守ろうと努める訳です。少し、極端かもしれませんが原則的には外敵(この世)に接触しないようにするという方法を取るのです。しかし、最近ではネットやSNSの影響により情報が氾濫しており、子供でもあらゆる情報を入手できる時代になっています。そのため、最前線でこの世の情報を食い止められなくなっています。また、人も多様化しており、以前のように、見かけで人を判断することが出来ない時代となっています。また、教会に来る人のバックグランドも様々です。本当に難しい複雑な時代になってきています。この無菌状態を保持する方法の問題点は完全に菌である外敵を抹殺してしまうことが困難なことにあります。また、人体側に抵抗力が無ければ、一旦その菌に感染してしまえば、その時の被害は甚大となるのです。キリストの体である教会において「世の物」を一切排除して清く保とうとすればするほど、逆に教会はこの世からの色々な情報が氾濫して入ってくるものです。そのような状況ですから、対策として、外から何が入って来ても十分に対処できる免疫機構が備わった感染に強い教会、キリスト者の集まりが必要になってくるのです。  つづく